Posts in Category: 夫のこと

結婚6周年


2022年になった。そして今日はイッテンヨン。新日本プロレスのイッテンヨンの大会の日であり、夫と私の結婚記念日でもあります。1年前の夫は相当辛かったのと思う。早く元気になって私と一緒にプロレス観に行かないとってブログに書いていた時期。年明けから暗いことは言いたくないんだけど、今の気持ちを残すために書くよ。命日が近づくにつれ当時のことを思い出しては辛くなるのよ。気持ちが重たくなるのよ。泣いちゃうのよ。実際に辛かったのは夫自身だったんだけどね。家も片付かなくて片付けが下手くそでそんなにご飯も作れなくて夫はあの世からどう思ってるのかな。もっと頑張らないといけないよなぁ。今年もよろしくお願いします。

2021年という年


2021年今年は本当に色々なことがありました。ありすぎました。私の人生の中でこんなに早く夫との別れが来るとは思いませんでした。もっと一緒に過ごせると思っていました。その事についてはもう少ししたらゆっくり書いていきたいと思っています。何よりもたくさんの人達に助けられた1年でした。みんなの助けがなかったら本当にどん底のどん底でしたよ、間違いなく。亡くなるまでそこまで関係がなかった夫関係の繋がりの方々が手を差し伸べて下さり友人たちも何かあれば手伝いに行くね、と、声を掛けてくれて実際に来てくれてどれだけ助かったことか。実際に声を掛けられず心の中で心配してくれた方々もいたかと思います。そういう気持ちもありがたいです。本当に助けられた1年で皆様に感謝しております。ありがとうございました。時が経つに連れて一人でいる時(通勤中や保育園のお迎えの時など)に娘はこんなに大きくなったのに可愛くなったのにお父さんに会わせられない、お父さんも会いたかっただろうにと考えて泣くことが増えてきました。娘の成長とともにこういうふうに思うことが増えてくるのかな。まぁ夫のことだから近くで見てるんじゃないかと思うんですけどね。そして本当にくたびれたね。仕事を休んで一人で家でゆっくりしたかった。何度ズル休みしてやろうかと思ったか(笑)部屋の片付けも全く進まない。これは地道になやるしかないね。慢性上咽頭炎だということが分かり治療が出来ていることは良かった。これはきちんと治さねば。まぁ疲れやストレスを軽減しないと治らないんだけどね。休める時に休む。無理しない。大事。暴れん坊娘の年末はゆっくり過ごします。

キンモクセイと夫の夢


今朝、家のドアを開けた途端キンモクセイのいい香りが漂ってきました。大雨や台風でもう終わったと思っていたのですがまた咲き始めたのかな。嬉しいな。そしてここ2日間、夫が夢に出てきたんだけど2回とも体調が悪そうだった。でも本人は笑顔だったり優しかったりする。夫が亡くなってから4〜5回夢に出て来ているんだけど、その全て体調が悪そうなのだ。何か意味があるのかな。そのうち1回は夫は病院にいて辛そうだけど生きようと頑張っている!と思って夢から目が覚め病院に行かなきゃ!と起きて遺影が目に入り、あぁ夢だったのかと。夢の中くらいは元気だった夫に会わせてくれよ。できれば娘と3人で旅行に行く夢で。場所は知床、野付半島、奥入瀬、鰺ヶ沢、白神山地、沖縄、久高島、お沖縄のじぃとおばぁんち、上高地、長野のあちこち、などでお願いいたします。

セカンド・オピニオン


7月下旬あたりからめまいや耳鳴り(キーンじゃなくてシンバルとスネアがリズムよく鳴っている。音量が低いBGM)があり、ある朝起きたら右耳が詰まってしまい「このまま聴こえなくなったら困る。こりゃ病院に行くかな」と仕事は休み病院へ行くことに。

A病院では耳の診察と2つの検査の結果、フローチャートを出してきて「〇〇〇〇〇〇」の可能性が高いとのこと。はっきりとした診断ではない。スネアとシンバルのBGMの件は聞いたことがない、耳ではなく精神的なものではないですか?と。そして「〇〇〇〇〇〇」に効くであろう処方箋をもらったんだけどなんだか診断内容が納得出来なくて。このまま薬をもらって飲んで治るのか?仕事も休んで時間もあるし腑に落ちないのでB病院へセカンド・オピニオン。症状を話すと普段の生活状況や体調の詳細を確認、2歳の娘がいて夫が亡くなったことを話すとそれはストレスですね、頑張ってますねと。ちょっと涙が出てきた。ストレスを感じている気持ちもないけど身体がそう言ってるらしいことが耳と鼻の診察の結果でよく分かった。検査をしてその結果を元に「△△△△△△」ですという診断。耳や喉のイラストを見せてくれて今ここが〜でこうなると症状が出てきますと。処方する薬の説明、今飲んでいる薬についても元気になっちゃうから休ませるためにも違う薬に変更しましょうなど提案してくれる。とにかく疲れず身体を休ませるようにと考えてくれた。BGMについてはそういう耳鳴りもあると話してくれた。そして水分補給、タンパク質を摂ること。まずは薬を飲んで様子を見て次回の診察で症状を確認して治療をするか決めましょうと。前者と後者、どちらが信頼出来るか?自ずと答えは後者になるよね。腑に落ちたもの。もしかしたらゴールデンウィークあたりの咳が止まらないところから始まったのかもしれないな。B病院の処方箋をもらい服用したらよく眠れた。夫が入院中、研修医に怒鳴ったことがあったようで。その頃の夫はすでに話すことも辛かったはずなのに怒鳴るなんて相当なことだったんだと思う。夫は「病気ばかり診て患者を診ていない」と言っていた。まさしくこのことなんだろうな。セカンド・オピニオンのおかげで自分の不調の原因とこれからの治療が明確になりました。

追記
治療始めました。治療に関してはまた詳しく書いていきたいと思います。私は元気なのでご心配なく。

月命日とお盆と娘


8月15日は月命日でした。夫が亡くなってから半年が経ちました。この日を毎月のように思い出して友人達が夫を想ってくれることはとても嬉しいです。そして亡くなる前日のことを思い出す日でもあります。家族で色々と相談したな、夜中に病院から電話がかかってきて、たまたまその日になんとなく着信音を幼児番組の歌に設定していたからピリッとした緊張が少し緩んだこととか色々。この話はまたゆっくり書くかな。毎日遺影の隣にお白湯を入れたコップを置いておりんを鳴らす。小さいおりんだけど鳴らすと長くキレイな音で響くから夫のところまで聴こえて来てくれるんじゃないか?なんて思ったり。娘は楽器みたいにたくさん鳴らすけどそれもまたいいのかもしれない。今年は初盆。本来は行くはずだったのですが、コロナが増えている状況なので施餓鬼や初盆も義両親にお願いしました。夫は毎年お盆の時期になると御先祖様が帰ってきている!なんて言っていたけど、まさか自分がお盆に帰ってくるなんて思ってもみなかっただろうな。どんな気持ちでいるのかなぁ。元気でいるかな。お盆じゃなくてもいそうな気がするんだけどね。

夏休み中はほとんど自宅にいて娘も連休前に風邪をひいてそのままズルズルしてたからずーっと一緒。2週間近く一緒。私のことを「かーしゃーん」から「おかーしゃーん」と呼べるようになった。イヤイヤも日に日に増してこだわりが強くなってきている。そして昨日から私も久しぶりの仕事。休みまくって申し訳なくて菓子折り持参。育児をしているので休んでしまうことは当たり前なんだけども。昨日も今日もピチピチ大暴れ鮮魚のまま保育園へ。先生を見てすぐに抱っこしてもらい「おはよー」と言ってすぐに泣き止むこの早さ。まだ小さいけれど保育園という社会の場をわきまえているのか。えらいなぁ。さて今日も仕事に行ってきます。

セットアップ


セットアップというのはトップスとボトムスがお揃いのもののことです。今日はそれを着て出勤しています。私と夫が大好きな鎌倉のセレクトショップで購入しました。そう、その時お店に入り夫がそのセットアップを手に取り店員さんに「セットアップでこのお値段は安いですね!」と言っていました。私はセットアップなんておしゃれなものを調べたことがなかったので「そうなの?」と。試着して形も着心地も良かったので決めました。夫は女性の服を見るのが好きでした。男性よりも服の種類も多くて見ていて楽しいようなことを言っていました。なので私よりも女性の服に詳しかったのです。値段まで把握しているとはさすがだったなと。夫は私の専属スタイリストでした。あれこれ服を選んでは試着室へ行きそれを着て見てまた違うものを着たりと着せ替え人形のような気分でしたが、服に疎くセンスのない私には本当に助かっていました。着るたびに「セットアップで〜」の下りを思い出してなんか笑ってしまうのです。写真は夫が好きだったハナニラです。

夫と過ごした日々のこと


「命は長さより濃さ」という言葉をネットニュースで見かけました。夫は私より10歳年上でした。付き合う時も結婚する時も、夫の方が年上だから先にあの世に行くかもしれないということはずっと頭にありました。それでも夫は面白いし優しいし一緒にいてすごく楽しいから、万が一その時間が短くても素晴らしい時間を過ごせるんじゃないかなと思っていました。が、あの世に行くのが早すぎなんじゃ!北海道、青森県、野付半島、沖縄県、久高島、富山、長野県、多摩川でいっぱい写真も撮りに行った。個展も写真展もやったね。友人達と飲みに行ったり美味しいご飯も食べた。ももクロライブ、ミスチルライブ、プロレス観戦、私が妊娠して可愛い娘も生まれた。他にも色んなことがたくさんあった。夫の命は短かったかもしれないけど過ごした日々は間違いなく濃かったと思うのです。

使い分けととーしゃん


保育園に向かう自転車での親子の会話。
娘「かーしゃーん(母さん)」
私「なーにー?」
娘「かーしゃーん」
私「なーにー?」
特に会話という会話でもないけれどこういうやりとりも出来る様になりました。笑顔でかーしゃんはたまらなく可愛いのです。
そしてお迎えに行くと「まんま!まんま!」と私を指差して満面の笑みで走って私に飛び込んできます。保育園では圧倒的に「ママ」率が高いんですよね。そしてそれをきちんと使い分けている娘。すごいな。そして先程私が食器を洗っている時に娘が夫の遺影に向かって「とーしゃーん(父さん)、なーにー?とーしゃーん、なーにー?」と話しかけていました。とーしゃん何かお話ししに来たのかしらね(笑)